紫式部は「源氏物語」作者としてとても有名ですね。 西京区大原野にある京春日大原野神社は紫式部の氏神と崇めるおやしろで、多くの方にしられています。2024年1月15日(月)から紫式部の御朱印が授与されることになったのはご存じでしょうか。
紫式部の御朱印の詳細や紫式部の氏神の社としてゆかりのある大原野神社の見どころについて詳細をお伝えしていきますね。
大原野神社|紫式部の御朱印の詳細について
紫式部は源氏物語の作者としてとても有名な方ですよね。
内容は詳しく知らなくても歴史の教科書などで名前はきいたことがある方はおおいのではないでしょうか?
大原野神社は紫式部の氏神のおやしろとして広く知られています。
こちらの大原野神社では紫式部の御朱印が授与されることになったのはご存じですか? 御朱印について詳細をお伝えしていきたいと思います。
紫式部の御朱印はいつから授与される?授与期間はある?初穂料は?
授与期間:2024年1月15日(月)から開始されます。
期間限定ではありません。無期限で授与されます。
授与時間:9時~17時
授与場所:境内の社務所にて受付
初穂料:1000円
大原野神社|紫式部の御朱印の内容は?
大原野神社の「紫式部の御朱印」には、以下の内容が描かれています。
- 国から命じられた父(藤原為時)とともに現在の越前市にきたときに詠んだとされる和歌
- 大原野神社を懐かしむ様子を描いた紫式部の肖像画
- 越前富士と呼ばれる日野山
- 大原野神社が山の麓にある小塩山
ちなみに、紫式部が越前にきたときに詠まれたとされる和歌は、家集「紫式部集」からのものです。
暦に、初雪降ると書きつけたる日、 目に近き日の岳(ひのたけ)といふ山の雪、 いと深く見やられるれば 「ここにかく 日野の杉むら埋(うづ)む雪 小塩(をしお)の松に今日(きやう)やまがへる」
家集「紫式部集」より
紫式部の御朱印には「ここにかく~やまがへる」までの歌が記されていますよ。
<現代語訳>
暦に初雪が降ったとしるされる今日近くに見える日の丘という山に、 雪が深く積もっている
「日野岳の杉林は、雪に深く埋れんばかりだ。今日は、都でも小塩山の松に、雪がちらちらと散り乱れて降っていることであろうか。」
この歌は紫式部が現在の越前市に来た際に歌われたもの。 越前富士と呼ばれた日野岳を見て故郷の小塩山の麓にある氏神とするおやしろ、大原野神社を懐かしみ詠まれたとされています。
御朱印は書き置きされたもので、見開きサイズとなっています。 専用のクリアファイルつきです
紫式部・氏神のおやしろ大原野神社の神苑の見どころは?
紫式部の氏神のお社とする大原野神社は、延暦3(784)年長岡京遷都の際に奈良の春日大社の分社として小塩山の麓にお祀りされたころから「京春日」といわれるようになりました。
大原野神社ではほかでは見られない狛鹿が鎮座されています。 また自然に囲まれ、四季折々の花々や景色が愉しめるところ。
紫式部の「源氏物語」の他には「六国史」や「大鏡」などの有名な古典に大原野神社のことも書きとめられています。
神苑の自然を眺めながら歌をよまれていたのかもしれませんね。
大原野神社の千眼桜について
2~3日間ほどしか花を咲かせないという「千眼桜」があります。 満開期間が短いということから幻の桜ともいわれているほど。
運よく見ることができたら千の願いが叶うといわれています。
過去の千眼桜の満開日情報です。
例年の満開日4月8日 令和5年3月29日 令和4年4月7日 令和3年3月30日
参考にしてみてくださいね。確実に見たい!という方は最新情報をご確認ください。
開花状況は公式ホームページ最新情報からご確認ください。→こちら
大原野神社の神苑鯉沢の池
奈良の猿沢池をまねて造られたもので、赤いアーチ型の橋がかかっています。 「こいばし」(別名:恋の架け橋)と呼ばれる神橋で、縁結びや恋愛成就のご利益があるといわれています。 睡蓮の花も咲いているので、モネの絵画のような風景が見られますよ。
睡蓮は一般的に5月から10月頃に咲く花です。一番見頃とされているのは6月から9月頃になるのでこの時期に訪れてみるのもいいですね。
初夏にはかきつばたも開花されます。 5月~6月頃に見られる花で、5月中旬から下旬頃が主な開花時期とされています。
大原野神社の紅葉
秋には紅葉の名所と知られ、例年11月中旬~下旬頃に色づき、参道には紅葉のトンネルとなります。 ライトアップイベントも行われますのでぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
所在地:京都府京都市西京区大原野南春日町1152
TEL:075-331-0014
FAX:075-332-1977
まとめ|大原野神社・紫式部御朱印の詳細と神苑の見どころは?
紫式部の御朱印は2024年1月15日~授与開始されます。
千眼桜の満開時期は2~3日と期間が短い。満開時期に見れると千の願いが叶うとされる。
鯉沢池ではモネの絵画のような風景が見られる
秋は紅葉の名所として知られる
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